失われしもの
2002年7月13日突き刺さる痛みは、
徐々に痛痒を感じなくなり、
膨らんだ感覚が包み込んで行く。
椅子に寝転んだまま、
眩しい光から、目をそらす様に、
これから始まる時間から、心をそらす様に、
しっか、と、まぶたを閉じる。
止める。
時折、起きては、口中の嫌な物を吐き捨てる。
頭上では、ぶつくさと、言葉が行き交うが、
私は、押し黙る。
体を硬くし、その刻を過ごし、永遠の痛みに別れを告げ様とする。
この一刻を乗り越えれば。
あれから、5時間。
私の痛みは、まだ終わらない。
徐々に痛痒を感じなくなり、
膨らんだ感覚が包み込んで行く。
椅子に寝転んだまま、
眩しい光から、目をそらす様に、
これから始まる時間から、心をそらす様に、
しっか、と、まぶたを閉じる。
止める。
時折、起きては、口中の嫌な物を吐き捨てる。
頭上では、ぶつくさと、言葉が行き交うが、
私は、押し黙る。
体を硬くし、その刻を過ごし、永遠の痛みに別れを告げ様とする。
この一刻を乗り越えれば。
あれから、5時間。
私の痛みは、まだ終わらない。
コメント