無味
2002年11月26日ストーブが、音を立てる。
うなりを立ててる。
かすかに、「僕は疲れた」と、つぶやく。
部屋の空気は徐々ではあるが、
ストーブが吐出す温かみで広がってゆく。
窓はくもり、水滴が街明かりを幾重にも霞ませ、
遠くの屋台のラーメンの鳴笛に、遠吠えする飼い犬の音と共振している。
僕は「疲れた」と、
大きく息を吸い、黙って吐出した。
うなりを立ててる。
かすかに、「僕は疲れた」と、つぶやく。
部屋の空気は徐々ではあるが、
ストーブが吐出す温かみで広がってゆく。
窓はくもり、水滴が街明かりを幾重にも霞ませ、
遠くの屋台のラーメンの鳴笛に、遠吠えする飼い犬の音と共振している。
僕は「疲れた」と、
大きく息を吸い、黙って吐出した。
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