日曜日
2003年6月1日晴れ渡った空は白く雲が流れてる。
黒い帽子をかぶり、犬を散歩する女は年齢不詳
小学校の校庭は人一人いなく、ぽっかりと空間に浮ぶ
交通標識のポールは折れ曲がったまま歩道を占有し
何らかの花の香りが立ち込め
人のざわめきをなくした。
空は晴れ渡り、どこまでも続く、黄色の道標を歩いた。
黒い帽子をかぶり、犬を散歩する女は年齢不詳
小学校の校庭は人一人いなく、ぽっかりと空間に浮ぶ
交通標識のポールは折れ曲がったまま歩道を占有し
何らかの花の香りが立ち込め
人のざわめきをなくした。
空は晴れ渡り、どこまでも続く、黄色の道標を歩いた。
希望
2003年5月23日つまらない
つまらない
つまらない
3ベンつぶやいてみる
つまらない
夜明けはまだか
と、頭の片隅で考えてみる
つまらない
矮小な自己形成を刻もう
体調が良い時は、寝不足だったり、
忙しい仕事は、容赦無しに
言葉と言葉で圧迫して来る。
汗はなんだったんだろう
疑問を持っては成らないと、朝の眩しさに、
「昨晩は眠っておけばよかった」と、
少しの心臓の痛みを感じながら、交差点の信号の変わるのを待つ。
つまらない
そう、今は、
そう、今は、
そう、忘れられる頃までには
つまらない
つまらない
つまらない
3ベンつぶやいてみる
つまらない
夜明けはまだか
と、頭の片隅で考えてみる
つまらない
矮小な自己形成を刻もう
体調が良い時は、寝不足だったり、
忙しい仕事は、容赦無しに
言葉と言葉で圧迫して来る。
汗はなんだったんだろう
疑問を持っては成らないと、朝の眩しさに、
「昨晩は眠っておけばよかった」と、
少しの心臓の痛みを感じながら、交差点の信号の変わるのを待つ。
つまらない
そう、今は、
そう、今は、
そう、忘れられる頃までには
つまらない
苦悩
2003年5月22日わたしはひとりではなかった
たえず
いつも
だれかと、だれかの影をふみつけ、
28バイトのあらわす量は、左手の親指から掴んだ首筋に沈み込む
わたしはひとりではないのだと、
いつも
だれかに
伝える
首を中心にして頭を廻すと世界が見渡せ
瞼を閉じなければ眩暈する
わたしはひとりではないのだと
ひとりぼっちのわたしがツブヤク
たえず
いつも
だれかと、だれかの影をふみつけ、
28バイトのあらわす量は、左手の親指から掴んだ首筋に沈み込む
わたしはひとりではないのだと、
いつも
だれかに
伝える
首を中心にして頭を廻すと世界が見渡せ
瞼を閉じなければ眩暈する
わたしはひとりではないのだと
ひとりぼっちのわたしがツブヤク
日常
2003年5月11日目を瞑る。
何も考えていない
聞えてくる雨音
窓の外は薄く曇っているのだろうか
テレビの賑やかさは場違いな静けさを繕う
スーパーで半額セールのアジサイは
時期遅れの花なのだろうか。
5月
夕飯の献立を考えようか
何も考えていない
聞えてくる雨音
窓の外は薄く曇っているのだろうか
テレビの賑やかさは場違いな静けさを繕う
スーパーで半額セールのアジサイは
時期遅れの花なのだろうか。
5月
夕飯の献立を考えようか
夕日
2003年5月4日太陽が沈む
一日の終わりは闇を作り
後は眠るだけの時を刻む
街に出よう
眩いばかりの孤独を抱きしめに
怒鳴り声と、ざわめいた嬌声と、靴音の中に、
人々の吐息を聴こう
今日植えた苗は根を伸ばし、
新たな土地に息付こうとしているのだろうか
疲れ果てた肉体と別れを告げ、眠りにつこう
一日の終わりは闇を作り
後は眠るだけの時を刻む
街に出よう
眩いばかりの孤独を抱きしめに
怒鳴り声と、ざわめいた嬌声と、靴音の中に、
人々の吐息を聴こう
今日植えた苗は根を伸ばし、
新たな土地に息付こうとしているのだろうか
疲れ果てた肉体と別れを告げ、眠りにつこう
ごーるでんうぃーく
2003年5月3日喉の乾きと、焦燥感
瞼の奥の重苦しいばかりの痛み
あの風景は夕日に沈んで行く田んぼを眺めていた帰省バスの単調な束縛されていた時間の中に在ったモノ
揺られながら考えていた「何も無い」
記憶だけが生き長らえている
瞼の奥の重苦しいばかりの痛み
あの風景は夕日に沈んで行く田んぼを眺めていた帰省バスの単調な束縛されていた時間の中に在ったモノ
揺られながら考えていた「何も無い」
記憶だけが生き長らえている
へけっ
2003年4月28日必要とする者は、その場には居ない。
不必要なモノは、溢れ零れる程に湧き上がる。
寒い。
寒い。
もう時期5月だと云うのに、この肌寒さは何だ。
「眠れ」という事か。
疑問を抱いてはならない。
無垢蒙昧なる善良な民よ。
声が聞こえる。
あれはメロディーに隠された福音
けっ
目が醒めら。
不必要なモノは、溢れ零れる程に湧き上がる。
寒い。
寒い。
もう時期5月だと云うのに、この肌寒さは何だ。
「眠れ」という事か。
疑問を抱いてはならない。
無垢蒙昧なる善良な民よ。
声が聞こえる。
あれはメロディーに隠された福音
けっ
目が醒めら。
感情
2003年4月18日しあわせは嫌いだ。
反吐が出る。
とでも云えば良いのだろうか
幸せな奴の顔を見るのもイヤだ。
自分の顔を鏡に写す。
剃り残した髭が、存在を示し、
右と左の対象構造を壊す。
ふと、にやけた微笑が、感情を呼び起こす。
しあわせに見える奴のこころなんぞどうでもよい
と。
反吐が出る。
とでも云えば良いのだろうか
幸せな奴の顔を見るのもイヤだ。
自分の顔を鏡に写す。
剃り残した髭が、存在を示し、
右と左の対象構造を壊す。
ふと、にやけた微笑が、感情を呼び起こす。
しあわせに見える奴のこころなんぞどうでもよい
と。
タマゴ
2003年3月31日「頑張れ」の言葉は、誰に伝えているのか。
季節は、汗。
滲んでくる汗が閉じ込めた部屋の空気と共振する。
ふぅーーー、と溜め息を吐く。
テレビは勝者を映し出し、敗者の空間に喧騒を運ぶ
見てはならない
見つめてはならない
見入られてはならない
勇気が無い
腕を伸ばし、位置を変え、身体を動かすには、
手の平に乗せられるのは、生命の死骸であるタマゴ。
握り潰す。で無く、乗せたまま。
見てはならない
見つめてはならない
そっと、にぎり包んで、掌の中に隠した。
季節は、汗。
滲んでくる汗が閉じ込めた部屋の空気と共振する。
ふぅーーー、と溜め息を吐く。
テレビは勝者を映し出し、敗者の空間に喧騒を運ぶ
見てはならない
見つめてはならない
見入られてはならない
勇気が無い
腕を伸ばし、位置を変え、身体を動かすには、
手の平に乗せられるのは、生命の死骸であるタマゴ。
握り潰す。で無く、乗せたまま。
見てはならない
見つめてはならない
そっと、にぎり包んで、掌の中に隠した。
無明
2003年3月24日私は知らない。
何者かの呟きを、
世界の構成を、
化学元素記号の持つ意味を、
人々のざわめきを、
金貨の価値を、
明日の進み具合を、
この風の流れ付く先を、
私は、知らない。
今、この時に、、、、
桜の花は、いつに咲くのだろうか。
何者かの呟きを、
世界の構成を、
化学元素記号の持つ意味を、
人々のざわめきを、
金貨の価値を、
明日の進み具合を、
この風の流れ付く先を、
私は、知らない。
今、この時に、、、、
桜の花は、いつに咲くのだろうか。
微熱
2003年3月22日春の暖かさ
生命の息吹き
春は、
春は、
雨さえも暖かく、
風さえも心地よく、
身体全てを、包み込んで行く
終わったのだ。
始まったのだ。
新しい季節が、
春先の季節が変ろうとして、
身体をほんの少し、変えてしまう。
生命の息吹き
春は、
春は、
雨さえも暖かく、
風さえも心地よく、
身体全てを、包み込んで行く
終わったのだ。
始まったのだ。
新しい季節が、
春先の季節が変ろうとして、
身体をほんの少し、変えてしまう。
響いた
2003年1月9日夜明け前の、眠さに耐えながら、
意味も無く、寒さに震えて、
どうでも良い事と、
ぽっかりと空いた様な意識を、ただ、それだけを
眠りに就かせる。
今日は、5月。だったら良いのに。と
一点鎖線の道路が目の前に繋がっている。
朧
健気
ふと、蒼い海が思い出される。
白く波は、照り付ける浜辺に打ち付けているのだろうか。
そう、あれは、昔の事。
昔は、記憶の中のまま。
どうしようか。
眠れない朝を迎えてる。
意味も無く、寒さに震えて、
どうでも良い事と、
ぽっかりと空いた様な意識を、ただ、それだけを
眠りに就かせる。
今日は、5月。だったら良いのに。と
一点鎖線の道路が目の前に繋がっている。
朧
健気
ふと、蒼い海が思い出される。
白く波は、照り付ける浜辺に打ち付けているのだろうか。
そう、あれは、昔の事。
昔は、記憶の中のまま。
どうしようか。
眠れない朝を迎えてる。
忘却
2003年1月6日忘れた。
忘れた。
記憶した事さえ、忘れた。
ここのメールアドレス。
このパスワード。
痛み。
忘れた。
何者かが呟く。
「よかった」と、
草陰に隠れ住む者達のざわめきが、天空から舞い落ちてくるようだ。
忘れた。
記憶した事さえ、忘れた。
ここのメールアドレス。
このパスワード。
痛み。
忘れた。
何者かが呟く。
「よかった」と、
草陰に隠れ住む者達のざわめきが、天空から舞い落ちてくるようだ。