夜の道

2001年11月2日
夜の道



明るく月。
そして雲

雨上がりの路面には、水溜り。

写る

遠くに街灯り

行き交う車は、静けさを壊しながら、
月明かりに消えて行く。

道は暗闇に延びて行く。


明日は、きっと

2001年11月1日
24時間は一日。
廻る時を繰り返す。

明日は今日の続きを、


10月:終った。

2001年10月31日
今日で終った。
10月が過ぎた。
特に書くべき事も無く。
秋を知らず。
月を知らず。
雨を知らず。

寒さを迎える。

10月は、単なる記号の仕切線を終えた。

      

散文

2001年10月30日
10月の終わり。
寒さ。
冬の支度に急ぐ、
急ぐ、目に見えない世界で、忙しく急ぐ虫達。
動きは遅く、日増しに動きが遅くなる。
動かなくなる。

赤く色を染め、葉が落ちる。
落ち葉に隠れるように、虫達は終える。

満月の明りは、透き通って、地表に届く。
すべて静寂があたりを満たす。

カサコソと小さな音が、虫達の季節を、
終わりを告げている。

全て静寂が、月のあかりを、受け止めている。

         
この世の全てを構成する要素。

反省

2001年10月28日
出来る事と、出来ない事を切り分ければ、
私は、必ず、出来ない部類に分類される。

意志の無い無機質な言葉を聞き、
習慣化された行動が体を動かし、
無暗に時間を浪費して逝く。

行なってはならない事と、行なわなければならない事があれば、
私は、必ず、行なってはいけない事を試そうとする。

人に嫌われるのは、慣れてしまった。
当たり前の、解り切った事を、言葉に変える。

言葉は、空気の振動となり、人々の体を揺さぶり、こころに扉を取り付ける。



一日は過ぎて逝く

2001年10月27日
思いも残さず、夜を迎える。
今日一日が終わる。
平穏な一日が終わる。

何もしなければ、こころ、動かされる事無く。

苦しみも、辛さも、増して、楽しさなぞ知らないまま、
平静な時を過し、

一日が終わっている。

月明かりの下で

2001年10月26日
疲れ果てた体を、
重くなる足を、
運び、僕は帰ろうとしている。

一日の長さは、この糧を得る為だけに浪費され、
僕の体を蝕んで逝く。

遥か彼方に広がる世界。
何処かで、猫が鳴く。
枝は赤く柿の実をぶら下げ、
落ちるのを待っている。

そう言えば、柘榴の木があったね。
中学校時代。
校庭の端のファエンスの向こう側。
誰も近寄らない崖から、蒼い空に向って伸びてた。

ファエンスによじ登り、赤く熟れた柘榴をもぎ取る
一粒一粒が、透明に輝いていた。
甘酸っぱさが、口中に広がっていた。

考える事も無く、時間だけが未来につながってた。

今日、一日の仕事を終え、
家路に急ぐ。

月明かりの下、見上げれば。

     

許してはならない。

2001年10月25日
システムの崩壊は、人々の安息な日々を打ち壊す。
価値観の相違は、相手を無理矢理引き摺り込む。
望まない。
無理意地する。
何の権利が有るというのだろう。
私はこの世界を構成するシステムを、
このシステムを作り上げた先人達の苦労を、
無理矢理壊そうとする人々を許せない。

風邪っぴき

2001年10月24日
忘れようとした思いは、決して消え去る事の無いまま、何時しか、こころにへばり付いて、傷となる。
血は、
そこからは流れない。赤い血は、生暖かな、温度とやさしさと、匂いと、「生」を感じさせる。
証拠は滴り落ちる。

今日、鼻水が止まれない。

      

ふっ

2001年10月23日
吐息

ーーーーーーーつーーーーーー

蔭りにうつ伏せる。


18通のメール

2001年10月22日
沢山のメールが届く。
意味の無い内容のメールが届く。

商品案内。
メールマガジン。
サイトのURL。

わけ無く、ゴミ箱にポイする。
読まずに捨て去る。

テキスト、文字、コード。
マシン、ネット、サーバー、伝送経路、

fromから、Toへ。

途切れる事の無い回線を通り、
思いは届かない。

帰路。

2001年10月21日
降る。
雨。
10月の寒さが重なり、木々の葉は落ち、どんぐりが転がる。

頭の上、傘に当る。
音。
バラバラ。と。
響。

今日の一日は、朝からの雨。
曇った空から、降る。

私は、雨の中、を、歩いてる。

都市は、その輝き、を人の手に委ねる。

ざわめきは喧騒の音に埋もれ、
歩く靴音と、撒き散らす排気音が重なり、低くモーターが唸りを上げる。

天は空を失い、薄汚れた塵や霞みの下で、地面と抱き合っているのか、何所かしらに行き先不明となった。

緑は飾られてショーウィンドウの中で、ひ弱な活動を弄んでいる。
煙草の煙に、咽込んでいる。

通りすがりの私は、私を無くして、「誰」と問いかける。
痛みだけが、こころを救うのか、体を傷つけて生きて逝く。

ここは、緑を無くした都会の。

       


義務と睡眠

2001年10月19日
しなければならないこと。
このときをむだにしないため、あすのじぶんをまもるため
いま、このばしょ、このときに、
しなければならないこと。をあとまわしにして、、
わたしは、どうとでもいいようなことをしてる。

上京する。

2001年10月18日
東京で、
         子供を見ない。
赤ん坊を見ない。
      老人を見ない。

人を見ない。

人生を捨てた世捨て人。
        勝手気ままな孤独を見る。
ケバケバしいばかりのネオンは,
  欲望を刺激せず、雨に濡れている。

移動物体の電車に揺られながら、皆、思いを預ける。
ここは、ニッポン。その中心。

高層ビルを作り、地下をくり貫き、システムを作り上げた。
文明を作り、文化を捻じ曲げ、知識だけの孤独を集めた。

誰か、知恵を知らないか。

戦争なのだろうか。

2001年10月17日
地球の裏側では、まさに、息を潜めて、砲撃の音を聞いている人達が居るだろう。
今、深夜3時過ぎ。
ここは、朝を待つ。それだけの時間。
テレビも必要最低限の電波だけが飛び交っている。
「誰かが見ているだろう」と、
大胆で傲慢な予測の上で、放送を流す。

そこで流れる、砲撃の明り。
遠く遥かに離れてまとわり付くマスコミ。
決してジ−ナリストと呼ばれない人々。

地球の裏側では、人々の叫びは届かない。

ぬれてかえろう

2001年10月16日
雨がふる。
失したカサは出てこない。

ぬれるのは厭わない。
降る雨に濡れて行こう。


一日の終わり

2001年10月15日
明日の天気予報は、雨らしい。
今日も無事に過ぎた。
大過なく、穏やかだった、今日の日。
あとは、眠るだけ。
楽しみは、憩い。

軽やかな笑い声が響き渡る。

明日は、雨らしい。

矮小なる自己

2001年10月14日
眠る。
眠る。

床に転がり、瞼を閉め、頭に枕を敷き、
眠る。

今日は休日。
成すべき事とすべき事を山積みにしたまま、
私は眠る。

朝に、昼に、夕に、
私は、私を放棄し、眠る。

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