ぶるぶる、と、震えるこころで、
じっと、息を押し殺す。

リモコン、耳掻き、セロテープ、FD、団扇
鉛筆、雑誌、マウス、まくら、肩タタキ、爪切り
ゴミ箱、コーヒーカップ、CD

手を伸ばせば、そこに有る。
目を明ければ、そこに有る。

無用な物が、廻りに散らばり、
無能な者が、わたしとなる。

亜紀さんへ

2001年6月13日
三年ぶりのあなたは、相変わらず
元気に笑顔

さっき、何気なく開いたクリアファイルに
三年前のあなたと、
三年分の記憶が、閉じ込めてあったよ。

元気で何よりです。

この三年、知り様も無いあなただけど、
今日、今、この時、
あなたに会えて、

嬉しさをありがとう。
元気をありがとう。
笑顔をありがとう。

ありがとう。

感謝する気持ちを、


また、元気で。

てっ、楽しむ。

2001年6月12日

花:眺めて楽しむ。
香:匂って楽しむ。
音:聞いて楽しむ。
風:吹れて楽しむ。
味:食べて楽しむ。
体:触れて楽しむ。
海:入りて楽しむ。
草:植えて楽しむ。
花:摘みて楽しむ。


今日の日記

2001年6月11日
やさしくなろう。
親切にして、
感謝しよう。

この豊かな海と、
緑深く、豊潤な自然の山に、

そして、この地に生まれた事を。

          


記憶

2001年6月10日
飲み込んだ唾液と、絡まる舌が、
絡み付きこころと共に飲み干されてしまう。

君と僕の想い出は、決して美しく無く、
記憶として、体の中で生息している。

そう

交じり合う汗と、止め処も無く溢れる想いは、離合反復し合う。
頭の片隅に、きらめくのか、
心の片隅に、響わたるのか、
交じり合う汗と、絡まる体は、離合反転し合う。

体に感ずる重さは、軽くなる意識と共に、沈んで行く。

あえぐ言葉は、においに変わり
漂う香は、刺激になる。

思いは快楽に、すげ変わり
快楽は、ままならない欲望となる。

味わい尽くされた感情は、徐々に消え去り、
喜びにだけ占有されてゆく。


躍動する肢体は、
眩しすぎる蛍光灯の下で、
いつまでも、いつまでも、あかる過ぎた。

僕に、時間は戻せない。

        

おいしい言葉

2001年6月9日
割り切った関係


美しき言葉

2001年6月8日
朝つゆの滴
        清流のしぶき
 青空の若葉
            白い雲
     ほたるの飛翔
 こがね色の稲穂
          沈む夕陽
     弾ける汗
潮騒の響
           吹き抜けた風
 月見草のあかり
        駈け回る童達
   一列の街路灯
初雪の朝
      落ち葉の小道
 雨あがりの静寂
 

一日

2001年6月7日
明日も今日と同じ。
つまらない一日の始まりは、
誰も起きていない静けさの中から始まる。
鳥さえ鳴かず、遠く車の排気音さえ聞えない。

朝は、一日の始まり。
絶望の始まり。
夢想した世界の終わり。
そして、私の一日の始まり。

夢を語るには、年を取り過ぎた。
夢を語るには、あまりに言葉を知らない。
夢を語るには、オロオロと、羞恥だけが行き交う。

ここに座っている私は、写真に写された事実。
20年前の私が驚いている。
10年前の私が嘆いている。
1秒前の私が私を笑ってる。

一日はまだ始まらない。
夜、冷やされた空気は、
一日の糧を草花に与えようと、
朝露に変わろうとしている。
犬小屋の主は、まだ眠りについたまま
蟻すら眠りについたまま
静かな時は、ゆっくりと刻んで行く。

私はじっと、庭を見つめたまま、
あたりが徐々に明るくなるのを待つ。
今日の一日を待つ。
明日と同じ一日を待つ。

想いは

2001年6月6日
混じらない
溶けない
通じない
届かない
続かない
壊れて
崩れて
消える

どこに逝ったのか。

隠れた思い。

2001年6月5日
          

時系列の軸

2001年6月4日
過去は戻らない。
昔話はおとぎばなし。
今を生きる為に忘れよう。
ツケは何時か何処かで払わされる。
思いは重い病に変わり苦痛だけを与えてくれる。
わたしに出来る事といえば落泪と嗚咽と声無く笑うだけ。

異端

2001年6月3日
真っ黒な部屋に、一筋の白い糸
真っ白な部屋に、一本の黒い毛

ざわめきが消え、静寂の中
部屋の中には、誰もいない

思念だけが残された。


計測

2001年6月2日
愛を、
  学力を、
    やさしさを、
         食材を、
      相手を、

思いやりを、
     エネルギーを、
           情けを、
  喉の乾きを
       風力を、
   傷心を、

 感謝の気持ちを、
       恋を、
         信頼を、
方向性を、
  おいしさを、
      裏切りを、

僕は測った。

  愛情で、
    テスト用紙で、
         寒暖計で、

  コンパスで、
      お金で、
  リトマス試験紙で、

 言葉で、
    両手で、
  物指しで、

僕は測った。


        
記録するメモリーは、無い。


欲するもの

2001年6月1日
言葉が必要な時

音楽が必要な時

かたちを壊す時

見つめ合う時

言葉が不要な時

感じあう時

感じる時

しあわせの時

犠牲を強いる時

喪なう時

生きる喜びを噛み締める時

全てを忘れて泣いてた時

泣かれた時

想い出の中に消えた時

じっと掌をみてた時

握り締めた時

ちからを無くした時


いつもいつも、私のそばには、過ぎ去った時が在った。


くさい

2001年5月31日
かもめ、飛ぶ飛ぶ、未練を乗せて、
遠く、あの人、連れて来て。

泪の河を渡れない、
情けの船で漕ぎ出そう。

かもめ、飛べ飛べ、嵐の中を、
こんな、あたいを、連れって。

闇夜の海に漕ぎ出そう、
夜光虫のあかりを元に。
ゆらゆら揺れる波間の上を。

かもめ、かもめ、鳴いてごらん、
泣けないあたいの代りにさ。
逝けないあたしの代りにさ。

かもめ、かもめ、飛んでって、
来れないあの人、連れて来て。

−−−−−−−−−−−−
演歌  「かもめ」より

回らない

2001年5月30日
5月も終わろうとしている。

目も廻る忙しさは、猫の手も借り出し、
バタバタ
あたふた
あっちに行って、こっちに逝って、

右往左往、七転八倒、紆余曲線

あっちから来て、こっちから切れて、
時を刻み、キャベツを刻み、こころをきざむ。


そうして、ひとつきが過ぎた頃、
首も廻らなくなっていた。

          

感謝&失敗

2001年5月29日
_かなしみのおもいで
_______いつまでも

____こころ、もえさかり
_____きおくよびもどす

______さけんでも
__なき、さけんでも、

___おもいは、くちることなく
______くずれてゆく

___にぎりしめてたもの
____それは、あいと、
_____いつわり

______いまが、とても、
___しあわせだと、


________うそをつく。



プロフィール

2001年5月28日
私の事をお話します。

自己紹介をしてみます。

ヒマならば、どうぞお付き合い下さい。

ゆっくりと椅子なんぞに腰掛けて、
香ばしいコーヒーなんぞ煎れて、
リラックスして下さい。

時間はありますか?
頭はすっきりしてますか?
メモと筆記道具は要りませんから、
しっかり、私の話を聴いて下さい。

それでは、こころの準備が出来たようなので、

私のプロフィールを、お話します。

         

うそつき

2001年5月27日
ほんの少しの嘘をつく
真実らしく見せる為

すぐに解る嘘をつく
大きな嘘を隠すため

もっともらしい自分を、
いつもと変わらぬ自分を
人前にされけ出す為に。

ほんの少しの嘘をつく


そうして、僕は自分を守る。

見つからない事実を隠す為に
ほんの少しの嘘をつく。

無題

2001年5月26日
平和なこの世に、人々の歩み。嘆き。
今日は天気が良いから、少しだるくなる体。
無関心を装い、行き交う悩み。
交差点で立ち止まれば、せわしく鳴り響く。

夜空に花が咲くと、
もうすぐ、夏が来る。


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